MRの採用情報 <2017年度版>

(2018.1.16 投稿)

MRの数はここ数年は横ばい

MR認定センターより

一昔前までは特に外資系の企業等で「新薬の上場に伴いMRを大量に募集!!」ということも珍しくない時期がありました。
現在もタイミングが合えばそのような求人が出てくるかもしれませんが、近年は大量募集をかける企業は殆んどなくなり、MR数はほぼ横ばいで落ち着いた状態が続いています。
(2016年で63185人)

なぜ今まで増え続けたMR数が横ばい状態になったのか。
理由としては
大型主力品の特許切れ
⇒医薬品には”特許”という「ある一定期間、その薬を創り出した会社以外は同じ薬を創ってはいけない」というルールがあります。
しかし、その”特許”の期間が終わると多数のジェネリック薬が登場します。
必要なMR数が確保されている
薬価改定や長期収載品等の影響から利益が減ったことによる人員の見直し
⇒”薬価改定”とは、厚生労働省が医薬品の価格を見直すことで、薬価改定の度に医薬品全体で価格が数%下がります。
”長期収載品”とは、発売してから長い時間がたっている昔からある薬のことで、こちらも薬の価格が下がっていきます。

このような影響を受けている企業ではあまり積極的に採用はしていないと思われます。
国として、医療費を削減するために医薬品の価格を下げるような政策が進んでいるため、製薬業界を取り巻く環境は現在なかなか厳しい状態かもしれません。

それでは今後MRはどんどん減っていくのか?と心配になりますよね。
もしかしたら全体としての数は減ってしまうかもしれません。
しかし、日々アンテナを張り、「患者さんのために」を第一に考えられるMRは絶対に必要な存在だと思います。

そして、2018年からは変革の年になります。
新薬メーカーはこれからどう生き抜くか2018年からの動きに注目です!!
こちらのサイトでも随時ご紹介していきますので、覗きに来てくださいね。

新卒者より中途を採用する企業の方が多い

それでは、実際のところ採用状況はどうなっているのでしょうか。
2017年度の採用状況が以下のようになります。

さらに詳しくみてみると、

MR認定センター

 新卒採用からみる企業の特徴

・中堅・大手企業は80~90%の会社が新卒を採用しているが、MR数が99名以下の会社では約80%が採用していない
・内資系製薬会社と外資系製薬会社で比べると、外資系の方が採用しない傾向が高い
・CSO(MRを派遣する企業)は新卒を採用した会社が1社も無かった

中途採用からみる企業の特徴

・大手企業は約80%が中途採用している
・正社員として中途採用した企業は約55%、契約社員として中途採用した企業は約25%だった(複数回答可)

冒頭にも書きましたが、製薬業界が大きな変革を迎えようとしている今、企業としては強い志を持った即戦力となってくれるような人間を求めているのではないかと思います。

コントラクトMRの躍進

MR数は横ばいと書きましたが、実はコントラクトMRとして働いている人数は年々増えています。

コントラクトMRとは、CSO(Contract Sales Organization:医薬品販売業務受託機関)と呼ばれる、製薬会社へMRをアウトソーイングする企業に所属しているMRのことを言います。
勤務先としましては、所属するCSOが契約している製薬会社へ派遣されていくことになります。

CSO企業としましては、アポプラスステーション株式会社、クインタイルズ・トランスナショナル・ジャパン株式会社、シミック・アッシュフィールド株式会社等が挙げられます。

2008年にはコントラクトMRが占める割合は約3.3%でしたが、2016年には約6.4%と約2倍になっています。
一見、2013年頃から横ばいになっているように見えるMR数も、
・CSOから製薬会社へ派遣されるMR数は年々増えている
・近年コントラクトMR→製薬会社のMRという流れが生まれつつあり、毎年一定数のコントラクトMRがCSOから製薬会社へ転職をしている
・以下の理由から需要が高まっている
ことを考えると、今後コントラクトMRは増えていくことが予想されます。

・主力製品のプロモーションを強化したいので人材が欲しい
・人員が不足している
・新薬発売等のために一時的に人を増やしたい
・正社員を雇うよりも賃金が安い

*様々なプロジェクトが用意されており、派遣された企業やプロジェクトによって、仕事内容や在籍期間が変わってきます。

今後益々コントラクトMRの需要は高まると予想されますし、新しい働き方として注目度も高まっています。