コントラクトMRと製薬メーカーMRの違いは何?

(2018.4.2 投稿)

需要の高まっているコントラクトMR

コントラクトMRとは?

「コントラクトMR」とは、CSOに所属しているMRのことを指します。
日本では1998年に初めてCSO事業が開始されて今年で20年になります。
MRに興味をお持ちになっている方でしたら「コントラクトMR」という名前を聞いたことがある方もいらっしゃるのではないでしょうか。

CSOとは・・・Contract Sales Organization: 医薬品販売業務受託機関の略です。
CSOは、製薬会社や医療機器メーカーなどと契約を結び、CSOで雇用されているコントラクトMRを契約先の企業に派遣します。
派遣という形態ですが、実際にはCSOに正社員または契約社員として所属しており、一般的な派遣スタッフとは異なります。

【主なCSO】
・クインタイルズ・トランスナショナル・ジャパン株式会社  http://cso.quintiles-career.com/
・アポプラスステーション株式会社  https://www.apoplus.co.jp/
・シミック・アッシュフィールド株式会社  https://www.cmic-ashfield.com/
・ACメディカル株式会社  https://www.acmedical.co.jp/

製薬業界の激変に伴い、製薬会社での中途MRの採用は一昔前と比べると減っており、その代わりにコントラクトMRの活躍の場が増えています。

【コントラクトMRが必要とされる主な場面】
・新製品発売時にMRを増員したいとき
・急な欠員が出てしまい、即戦力が欲しいとき
・PMSなどの機能に特化したMRが欲しいとき

2008年にはコントラクトMRが占める割合は約3.3%でしたが、2016年には約6.4%と約2倍になりました。
CSO発祥の地であるイギリスではコントラクトMRの占める割合は約18%、アメリカでは約12%であり、CSOに求められるニーズもどんどん広くなっていることから、近い将来、日本のコントラクトMRの数も10%以上になると見込まれています。

コントラクトMRと製薬メーカーMRとの違う点

コントラクトMRとメーカーMR、同じ「MR」ですが、いったい何が違うのか表にまとめました。

 

*コントラクトMRは、製薬会社や医療機器メーカーに2~3年単位で派遣されます。その際用意されている仕事のことを「プロジェクト」と呼びます。
一つの「プロジェクト」が終わると、また別の製薬会社の「プロジェクト」に参加し、それが繰り返されます。

コントラクトMRとMRとで仕事内容に違いはありません。
コントラクトMRの勤務先は、派遣先の製薬会社となります。
派遣された製薬会社で雇用されているMRと同じように事務所へ行き、目標数字を持ち、会議や研修を受け、担当の医療機関を訪問します。
派遣されている期間は、その製薬会社の一社員として仕事をしますので、自分からコントラクトMRだと言わなければ誰も見分けがつきませんし、コントラクトMRだと名乗る必要もありません。

給与や福利厚生には違いがあります。
コントラクトMRは、給与や営業日当などをCSOから受けとり、福利厚生もCSOの規定に準じます。
給与は未経験から転職した場合は400~500万円位からスタートすることが多く、ある程度所属しているうちに国内の中堅製薬メーカーと同じくらいの年収になると言われています。

しかし、CSOにはメーカーによって住宅補助が充実しているところから住宅補助がないところまで差が大きいので、年収と家賃のバランスを見たり、各CSOでの住宅補助はどうなのかを予め調べておいた方が良いでしょう。

また、基本的にはCSOも製薬メーカーも正社員での採用が多いですが、CSOではプロジェクトの継続が難しくなってくる50代くらいから契約社員になるというところもあるようです。

コントラクトMRで広がる可能性

コントラクトMRは新しい働き方として注目されており、異業種からMRになりたい方や、結婚や出産などで一度MRを離れた女性MRがまたMRを始められる場所であったりと、働き方の幅を広げてくれる可能性を持っています。

特に以下のような希望を持っている方には、選択肢として最適なのではないかと考えています。

①異業種からMRになりたい方
②一度MRを離れたが、再度MRに復帰したい方
③転勤をせずに希望の勤務地でずっと働きたい方
④様々な領域の薬を扱ってみたい方

①異業種からMRになりたいと思っている方

近年、新薬メーカーでのMR中途採用の数は限られており、MR経験があっても転職することが難しくなってきています。
異業種から転職を考えている方の場合は更に狭き門であり、MR経験がないと応募すらできない可能性もあります。

しかしながら、同じくMRの仕事をすることができる「コントラクトMR」を雇用しているCSOでは、異業種からの未経験者採用を行っているところが多数あります。
CSOでは未経験者を対象とした研修やMR認定試験の取得にも力を入れているところが多いので、異業種からMRになれる貴重な機会です。

②一度MRを離れたが、再度MRに復帰したい方

何らかの理由があってMRを辞めた方、女性で結婚や出産を機に辞めた方など、一度MRを離れてもライフスタイルの変化などにより、またMRに復帰したいと思う方もいらっしゃるのではないでしょうか?

新薬メーカーでは、求人の応募要項で「現職MRの方」との記載があるところが多く、どのような理由があったとしても一度MRを離れた期間があると、再度働くことは難しい状況です。
そこで、”出産後退職したが子供が大きくなったのでまた働きたい”など、MRとしてブランクがあるがまた働きたいという方の復帰の手段としてコントラクトMRがあり、一度MRを離れたがまた戻ってきたいという方々がMRとして戻って来ることのできる可能性がある場所です。

③転勤をせずに希望の勤務地でずっと働きたい方

CSOの求人では初任地が明示されている募集も多く、希望勤務地を叶えやすいです。
結婚や介護などでどうしても勤務地を限定して働きたいという場合には、CSOなら叶えられる可能性は大いにあります。

しかし、参加するプロジェクトは2~3年間隔で変わりますので、勤務地をあまりにも限定してしまうと、”プログラムが終了した後に次のプロジェクトが希望地域に無い”ということが起こる可能性があります。
正社員の場合はプロジェクトに参加していても待機中であっても給料を払わないといけないため、プロジェクトの継続が難しいような、あまりに勤務地を限定してしまう方は、プロジェクトに参加中だけ給料の発生する契約社員としての雇用形態になることもあるようです。

転勤をしなくても良いことがコントラクトMRの魅力の一つでもありますので、勤務地を限定して働きたいという方にとっては最適ですが、例えば”1都3県まで”など、勤務地に幅を持たせることをお勧めします。

④様々な領域の薬を扱ってみたい方

通常、新薬メーカーのMRは自社製品に関係する薬や疾患についてのみ勉強します。
内資メーカーでは多数の領域の薬を扱うこともありますが、外資系では癌の専門MR、精神領域専門のMR、糖尿病専門のMRなどある特定の領域のみを深く勉強します。

コントラクトMRの場合は2~3年ごとに違う製薬メーカーのプロジェクトに参加しますので、その都度違った製品、領域を扱いますので、視野が広がりキャリアアップにも繋がります。
多領域、多数の会社の製品を扱ったことのあるコントラクトMRにしかできない仕事ができるようになることが期待できますし、扱ってみたい領域へチャレンジできる機会もあるかもしれません。

まとめ

コントラクトMRの人数は年々増えており、CSOに求められる仕事の幅も広がりつつありますので、今後も増え続けることが予想されます。
コントラクトMRは、MRとしての多様な働き方の実現や異業種からMRになるための方法として、今後ますます需要が高まっていくであろうと考えています。

お勧めのエージェント

転職活動はタイミングが重要ですが、MRの中途採用の場合は特にタイミングが重要です!

新薬の新発売に合わせ人を増やしたいときや急に欠員が出てしまったためにすぐに補充したい時など、製薬メーカーやCSOは即戦力を欲しくてMRを中途採用します。
しかし、それがいつなのかはわかりませんし、急にやってきます。

そのため、常にアンテナを張っているのが良いのですが、難しいですよね。
そんな時に、エージェントに希望の職種や会社などを登録しておけば、希望の求人が出た時や希望に近い求人が出た時に優先して案内してくれますので、後から「もう募集が終わってる・・・」という展開になることを防げます。

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