MR職に中途入社すると、どのような研修を受けるの?

どの会社に入社しても、入社したその日からすぐに働くことの方が少ないですよね。
多くの会社は一定期間の研修を受けたり、現場で学んでから独り立ちしていくと思います。
それは製薬会社でも同じで、一定期間研修を受けてから配属となるのですが、実はその期間は

新入社員として入社するなら、4月~9月までの6か月間もあるのです!
しかもその期間は実家などから通うことが難しい場合、研修施設やホテルなどに住み込みです。

私も新入社員として入社した時には研修施設でずっと過ごしていました。
一人一部屋で広さも十分、周囲は閑散としている場所でしたが勉強するには快適な環境でした。
普段閉ざされた環境にいるので、土日に同期と一緒に市街地へ繰り出すのが楽しかったです。
そのような場所で朝、昼、夜は食堂で食事をし、9時から17時まで研修という生活を送っていました。

それでは、中途入社ではどうなのか?
今回は中途入社の入社時研修についてお話していきたいと思います。

中途入社の研修期間は?

MRに中途入社した場合の入社時研修の期間は

MR資格を持っている人は、約1か月
MR資格を持っていない他業種からの人は、約23か月

です。

MR経験者、未経験者の入社時期は同じなので、一緒にスタートし一緒に学びます。

MR経験者

MR資格を持っている私たちは、MR認定試験のための勉強が必要ないので、初めだけ一緒に勉強し、先に配属されるんですよ。
新入社員のときと違い、中途入社の場合は内定をもらった段階で配属地を教えてもらえます。研修期間中に同じ地域へ配属される人たちとも仲良くなれますので、配属後も良き仲間、良きライバルとして心強いです。

入社時研修で何を学ぶの?

自社製品などの知識を学ぶ

まず初めに、自社製品のこととその製品に関する疾病のことを学びます。

MRは自社製品の薬はもちろん、同じ系統の薬との使い分けや差別化、一緒に併用して使うことが多いような製品、一緒に使ったら危険な組み合わせなど他社の製品知識も必要となります。

そして薬の知識と共にその薬を使うべき病気のことを学びます。


異業種から中途入社した社員

僕は以前アパレル系で働いており、大学も文系出身です。
勉強についていけるか心配です。

MR経験者

MRになる人の中には文系出身の人も多くいます。初めは聞きなれない言葉に戸惑うこともあるかもしれませんが、研修の中で繰り返し聞いたり話しているうちにすぐ慣れるので、大丈夫ですよ。

基本的には初めの製品知識、病気の知識を学ぶ間は講師の先生が教えてくれる内容をレジュメを見ながら聞いたり、覚えたりのインプット作業がメインになります。
ただ、義務教育のときに英語の成績は良くても実戦では喋れないという人が多いように、単に聞いているだけでは何となくはわかっても現場で使えません。
そのため、インプットの学習をしながら実践練習に入ります。

また、中途入社の場合は、社会人経験がありビジネスマナーはできているとみなされますので、ビジネスマナー等の講座はありません。

ロールプレイング練習

私は研修の中でこの「ロールプレイング」の練習が最も大切なのではないだろうかと感じています。

ロールプレイング練習では、実際の面会を想定して一人が医師役、もう一人がMR役となります。
MR役は限られた時間の中で医師の興味・関心のある情報を聞きだし、医師の考えに沿った提案をする練習を積みます。

実際の面会では、訪問前の事前準備として「今日は○○について話をしたい」とゴールを考えていても、医師との会話の中で当初考えていた着地点とは違う結果になることが多々あります。
話が違う方向にいったのに無理やり戻そうとすると無理やり勧められている感が出てしまいますし、医師から発信される情報を見落としてしまう可能性もあります。
自分が話したい内容に固執しすぎることなく、柔軟に対応できるよう、普段から幅広い知識をつけると医師からのどんな変化球にも応えることができ、医師との信頼度のアップに繋がります。

人は興味のないことを延々と話されると心を閉ざしてしまいますよね。
普段から忙しい医師ならなおさらで、時々”とても良い情報だから是非とも医師に伝えたい!きっと先生も喜んでくれるに違いない!”などと考え、面会のときに自分の言いたいことだけを言って去っていくMRがいますが、それは非常に危険で、医師からしたら「興味のないことばかりペラペラ喋っていったが、いったいあいつは何なんだ(怒)」というようなことも耳にします。

MRが必要なのは「話す」ことではなく、「豊富な知識」「聞く」ことだと思っています。
たくさんの人の前でロールプレイングをしてアドバイスをもらったり、他の人がするのを見て様々なやり方を学んだりと、実際に人前で話すのは緊張しますが即実践に繋がることですし力も確実につきますので、どんどん経験を積んでほしいと思います。

プレゼン練習

製薬会社全体の傾向として、接待がどんどん縮小されて実質接待できないというところが増えている一歩で、「説明会」を積極的にどんどんやっていこうという会社が増えています。
私が以前勤務していた会社でも「説明会」を月に何回やる予定か計画を提出し、評価にも反映していました。

なぜ、「説明会」は会社として歓迎ムードなのか?
それは、「MRがしっかりと時間をもらって、言いたいことを一方的に話すことが出来る数少ない場」であるからです。

さきほども話したように、普段の面会では医師と会話のキャッチボールをしながら、限られた時間で話をするので、自分の話したいことだけを延々と話すことはありません。
しかし、説明会では「○○という薬の説明会」としてたっぷり時間をもらえるので、製薬会社として言いたい情報を好きなだけいえる場なのです。

ただ、ここでも注意しなければならないことは、「ニーズに沿った説明会の内容であること」です。
いくら時間を取ってもらっても、高齢者ばかりの病院で子供にいかに効果的であったか話しても全く興味を持たれないように、説明会をする病院やクリニックの状況や医師のニーズをくみ取りながら話をすることが重要です。

そのため、説明会は事前準備として、「いかに病院や医師の欲しい情報を探れるか」で成功か決まると考えています。
そして、得た情報をちゃんと伝えられるかが大切ですので、そのためのプレゼンスキルを磨きます。

MR認定試験に向けての勉強

自社製品や疾患の勉強、ロールプレイング練習、プレゼン練習まではMR資格を持っている中途入社、MR資格を持っていない他業種からの中途入社が一緒に勉強しますが、MR資格を持っている人にはもうMR認定試験に向けての勉強は必要ありませんので、ここからはMR資格を持っていない他業種からの中途社員のみが残り研修を続けます。

MRは絶対に持っていなければいけない資格はないのですが、持っていないと担当できない病院があったり、一定レベルの医療の知識をもっているという証明でもある「MR認定証」取得は業界内ではほぼ必須となっています。
そのための勉強を1~2か月することになるのですが、「MR認定証」取得は会社全体でバックアップ体制が整っていることが多いので、配属後も勉強のための時間を設けるように時間をくれたり、試験直前には合宿をして試験対策に集中させてくれる会社が殆んどです。

【MR認定試験の詳しい内容はこちらの記事】

まとめ

MRの研修期間は新卒・中途共に他業種に比べて長いです。
他業種に多いと思われる配属されてから先輩方を見て学ぶという方法ではなく、まず一通りのことが出来るようになってから配属され、配属された時点で自分の担当エリアを持つことになります。

研修中に学ぶことは毎日の医師や医療関係者との面談の基礎となります。
特に、ロールプレイングやプレゼンでたくさんの人からアドバイスをもらったり、見て学んだりすることは配属後はなかなか機会が得られませんので、失敗してもそれもチャンスだと思って勇気を出して積極的に取むことをお勧めします。

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