女性MRが結婚・子育てしながらMRを続ける方法

(2018.3.18 投稿)

こんにちは。
MRとして2度の転職経験を持つ元MRの管理人ギズモです。

MRに興味を持ち、なりたいと思っても
結婚しても続けられるだろうか?
配偶者がいるのに、転勤になったらどうしよう?
夫が転勤になったらどうしたら良い?
出産後も復帰できるだろうか?
育児と仕事の両立は可能か?
など、女性ならではの悩みはたくさんありますよね。

私は、体力的、時間的には大変だと思いますが、周囲の協力と会社の体制次第で、すべての問題をクリアできると考えています!


私は新卒で製薬会社へ入社し、その後結婚、夫の転勤、夫が担任赴任のなかでの出産・子育てを経験しながらも約10年間MRを続けることができました。
ときには困難なこともありましたが、各ライフイベントを経てもMRを続けられたのは、幸いなことに私の周りで結婚、出産、子育てをしながらMRを続ける人々を間近で見ることができ、色々アドバイスをもらえたことが大きいです。

私自身が、各ライフイベントごとに、MRとしての働き方がどのように変わっていき、どのような点に苦労したかなど書きたいと思いますので、ライフスタイルが変わってもMRを続けられるか心配に思っている方の参考になりましたら嬉しいです。

女性MRは増えている

 

女性MRの数は、2016年度で9000人と、全体の約14%を占めています。

2013年に女性の活躍推進のため、安倍政権が『2020年までに女性管理職比率を30%に』という目標を掲げていることもあり、採用される女性MRの数は外資系企業を中心に年々増えており、女性管理職も増えています。
しかしながら、ある外資系企業では新卒採用で女性の方が人数が多いという年もあるのに、総数としての数が増えない裏には、結婚や出産後に退職する人が多いという実情があります。

その理由は冒頭で述べた、転勤や出産が大きく関わってくると考えています。

結婚後に直面する転勤問題

まず、結婚してもMRの仕事は何も変わりありません。
ごく一部の会社では、女性は結婚したらやめるべきだという風潮のある会社もあるようですが、出産後に時短MRとして戻ってくるMRもどんどん増えており、結婚後も仕事を続けられるように配慮してくれていると感じる企業が増えているように感じます。

女性MRが結婚後にはじめに悩むのは、「転勤問題」ではないでしょうか。
MRにとって切っては切れない関係にある、「転勤」は女性も例外ではありません。
もし配偶者が転勤を伴う職種の場合、「配偶者の転勤」も関わってきます。

私の場合は、結婚した翌年に「夫の転勤」がありました。
転勤先は飛行機でしか行けない、知り合いもいない土地でした。

夫の転勤が決まってすぐに事情を話し、転勤希望を出しましたが、私が当時在籍していた会社はほとんど転勤をさせない会社で、私の希望も通ることはありませんでした。
今思えば、その会社は女性はそれなりにいましたが女性管理職はおらず、出産後に復帰しているMRもその当時はいなかったように思います。

その会社ではチームのメンバーにも恵まれ、やりがいも感じていたので、出来るだけ辞めずに転勤させてもらえる道を探したのですが、結局それは叶わないとわかり、転職をしました。
その際に最も重要視したのが、「女性にとって働きやすい環境の会社」であることです。

どんなにその企業が魅力的であっても、今後起こるかもしれない妊娠、出産後に辞めなければいけなくなったら、結局企業にとっても自分にとってもデメリットですよね。
そのために、「現時点ですでに女性が活躍している会社」を探しました。

ロールモデルとなる女性MRがいると自分の将来のMR像を描きやすく、会社としても女性の活躍できる場を推進しているということなので、本気で結婚、出産後もMRを続けたいと思うのならば、事前にしっかり調べた方がよいと思います。
周囲のうわさや自分で調べてみて、働いてみたいと思う企業がいくつかあり、転職エージェントで女性の活躍状況を教えてもらったりサポートを受けながら、ある外資系製薬メーカーに転職をしました。

その会社では、以下のような点から女性が活躍していると感じました。
・女性管理職が活躍している
・性別に関係なく大きな病院でも活躍している女性がいる
・出産後に時短MRとして復帰している人が大勢いる
・自分の転勤、配偶者に合わせた異動など融通をきかせてくれる制度がある

結婚、出産後にも仕事を続けられるよう、内資系企業、外資系企業共に転勤の融通をきかせてくれるところは意外にたくさんあります。
すぐには無理でも、夫の転勤先や希望の勤務地に1~2年以内に異動させてもらえるという制度がある会社もありますので、そのような制度がある会社や融通を効かせてくれる会社を選べば、転勤問題で悩んだり辞めたりすることはありません。

子育てしながらMRを続けられるのか?

子育てしながらでもMRを続けることはできます。
しかし、自分一人ではどうにもできないこともあり、周囲の協力は不可欠です。

私は、夫が単身赴任、実家や親族が近くには一切いない土地で出産し、時短MRとして働いていました。
朝保育園に子供を送り、1日5~6時間働き、夕方に保育園へお迎えに行って、夕食、お風呂、寝かしつけをすることをすべて一人で行っていました。
掃除はルンバにお任せしたり、時間的にはかなり慌ただしい日々でしたが、なんとかなります。

出産後の働き方

出産後の働き方としては、大きく3つの働き方が出来ます。
①出産前と同じフルタイムで働く
②短時間勤務の時短MRになる

①フルタイムMRとして働く
保育園は基本的に、7~19時まで預かってくれるところが多いです。
朝は7時に預けてそのまま病院へ行けば大丈夫ですが、夜は19時~20時くらいまで医療機関を訪問することが日常的にありますので、19時までにお迎えに行くのはなかなか難しいことです。

配偶者や親族、ベビーシッターさん等、自分以外に保育園の送迎をお願いできる環境ならば、フルタイムで働くことは十分に可能だと思います。

②短時間勤務の時短MRとして働く
子育てしながらMRを続けている女性が、最も多く選ぶ働き方が「時短MR」です。
一日5~7時間くらい勤務する働き方で、例えば、1日5時間勤務(昼食の1時間は勤務時間から除外)なら、10時~16時までの勤務となります。

私も5時間の短時間勤務(10時~16時)をした際、開業医、病院、薬剤部の訪問時間をカバーでき、送迎の時間も十分余裕がありましたので、子育てと仕事の両立をしやすいと感じていました。

ただ、夜の面会しかできない医療機関が存在することや研究会や講演会等にも出席できないことから、会社からは少しずつ5時間⇒7時間、7時間⇒フルタイムとして働くことを求められますので、出産後しばらくは5時間勤務だとしても子供の成長とともにいずれはフルタイムMRに戻る覚悟を持った方が良いでしょう。

短時間勤務ができるのは子供が小さいうちだけで、子供がいるからといってずっと時短勤務ができるわけではありませんので注意が必要です。

もし、ずっと短時間勤務で働きたいのならば、契約社員などでCSOでも募集がある時がありますので、それも選択肢の一つだと思います。

子育てしながらMRをしていて困ったこと

自分一人の力では、なんともならないこともありました。
それは、子供が体調を崩した時と出張のときです。

保育園は熱が37.5°以上あると預かってくれませんし、保育中に何かあるとお迎えに行かなければなりません。
そのようなときに、アポイントや説明会が入っていると、誰かの手を借りなくてはいけなくなります。
私は基本的には熱が続いているなど前もって保育園に行けないことがわかっている時はベビーシッターさんにお願いしていました。
1か所とても素晴らしいベビーシッターさんを派遣してくれる会社があったのでそこでメインにお願いしていましたが、急なお願いには対応不可だったため、他にも急なお願いにも融通を効かせてくれるベビーシッター派遣会社に数社登録していました。
そして、ベビーシッターさんがどこも受けてくれない時には、上司や同僚が変わってくれたこともあります。

子供が小さいうちは熱を出すことも頻繁ですし、本当に周囲の協力なしでは続けられなかったと思います。

また、出張のときも困りました。
私がいた会社は全国や支店のMRが集まって研修をしたり、会議をすることが定期的にありました。
集まる場所はだいたい飛行機で移動し、宿泊を伴うものでした。

「遠方で行われる研修のときに、子供をどうしよう・・・」
・研修先に連れて行って現地でベビーシッターさんにお願いする
・自宅に置いていき誰かにみてもらう
・研修にいかずに後で上司からフィードバックをもらう
という、3つの選択肢がありました。

同じ営業所にも子育て中の女性MRがおり、
ある先輩は、飛行機で移動しなければいけない距離に住む実母を自分の家に毎回呼んで、自分の家で子供をみてもらっていました。
ある先輩は、住み込みのベビーシッターさんに頼んで、自分の家で子供をみてもらっていました。
ある先輩は、研修期間中も営業所に残り、あとで上司からフィードバックを受けていました。
ある先輩は、7時から19時までは保育園へ預け、その後はご主人がみてくれていました。

保育園は7時から19時まで預かってくれますので、多くの方は配偶者にお願いしたり、親族にお願いしたら簡単に解決できるのかもしれません。
しかし、夫や親族には頼れず、泊まり込みのベビーシッターには抵抗のあった私には毎回の研修をどうするかはかなり悩みの種でした。

研修のときに子供をどうするか、選択肢はたくさんあります。
特に外資系企業ではある1か所で泊まり込みの宿泊研修が年に数回あるところが多いと思いますので、その際、子供を誰にみてもらえるのかを考えておいた方が良いと思います。

女性が働きやすい会社

女性が働きやすい会社の指標として、ダイバーシティ(多様な働き方)というものがあります。
各会社でダイバーシティに取り組んでいますが、なかでも積極的に取り組んでいることで有名な会社をご紹介します。

日本イーライリリー株式会社

育児・介護などのライフイベントがあるなかでも社員が自身の力を活かしながらキャリアを継続できるよう、仕事と生活の両立ができる環境づくり(ワークライフバランス)が大事だと考えている会社です。

2010年には
・女性MRのネットワーク・ミーティング開催
・多様な働き方の支援一人事制度の充実在宅勤務制度の拡充
・MR勤務地希望制度など
を導入したり、女性の活躍推進に非常に力を入れていることで有名です。

女性管理職も、2015年度で18%おり、2020年までに30%を目指しており、多くの女性管理職が活躍している会社でもあります。

>>日本イーライリリーのダイバーシティへの取り組み

ノバルティス・ファーマ

日経WOMAN 2017年6月号の「女性が活躍する会社Best 100」第23位に選ばれた企業です。
(管理職登用度、ワークライフバランス度など4部門で構成される評価項目で参加回答企業558社中、総合第23位)

全社員における女性の比率を増やしながら、女性が活躍し、かつ、管理職としても取り組める雇用環境の整備を行うため、行動計画に則った施策を展開し、 2016年4月から2年間で、採用時の女性割合を50%以上にする、女性管理職の割合を定め継続的に増やしていくなどの目標を掲げています。

>>ノバルティス・ファーマのダイバーシティ

大塚製薬

女性MRまたは女性営業職の活躍をより推進するため、育児に関する情報共有の場となる「Otsuka Women’s Workshop」を開催し、結婚・出産・育児後のキャリア継続に貢献したり、女性リーダーも活躍しており、女性役員比率は上場企業平均を大幅に上回っている会社です。

女性も働きやすい職場環境にするための先進的な取組みや成果が評価され、2014年に「ダイバーシティ経営企業100選」(経済産業大臣表彰)を受賞しています。

>>大塚製薬のダイバーシティ

グラクソ・スミスクライン

職場と家庭の両方において男女がともに貢献できる職場風土づくりに向けた意識啓発や短時間勤務制度・フレックスタイム制・在宅勤務・テレワーク等による柔軟な働き方の実現などに積極的に取り組んでいる会社です。

2017年1月現在では、
・役員の30%が女性
・管理職の18%が女性
・社員の27%が女性

それを、2025年までに全社の管理職に占める女性比率を30%とするため、2020年までに20%とすることを目標に掲げており、「子の介護休暇」や「学校行事休暇」を取得できるなどユニークな取り組みも積極的に行っています。

>>グラクソ・スミスクラインのダイバーシティ

まとめ

女性MRがライフイベントとして経験する結婚、出産によって、MRの働き方を変えなければいけなくなったり、困難にぶつかることもあると思います。
思い描くライフスタイルによってはMRを続けることは難しいことかもしれません。

しかし、近年はダイバーシティ(多様な働き方)にも積極的に取り組み、その中でも特に女性の活躍に力を入れている会社もたくさんあります。

自分はどのような働き方をしたいのか、その働き方はどのような形なら実現できるのかを一度しっかり考えてみてください。
もしMRを続けたいと思うなら、結婚後も出産後も続けられる可能性は大いにあると思います。

お勧めのエージェント

転職活動はタイミングが重要ですが、MRの中途採用の場合は特にタイミングが重要です!

新薬の新発売に合わせ人を増やしたいときや急に欠員が出てしまったためにすぐに補充したい時など、製薬メーカーやCSOは即戦力を欲しくてMRを中途採用します。
しかし、それがいつなのかはわかりませんし、急にやってきます。

そのため、常にアンテナを張っているのが良いのですが、難しいですよね。
そんな時に、エージェントに希望の職種や会社などを登録しておけば、希望の求人が出た時や希望に近い求人が出た時に優先して案内してくれますので、後から「もう募集が終わってる・・・」という展開になることを防げます。

登録、利用はすべて無料ですので、次にいつあるかもわからない貴重なMR中途採用のチャンスを逃さないため、また情報を得るためにも2~3社のエージェントに登録しておくことを強くお勧めします!

 

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【ワイアットラクト(株)】
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